ライフスタイル
2019.4.3

高級タワーマンションはもう古い? こだわり戸建てで趣味満喫

(画像=Ume illus4289 / Shutterstock.com)
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ここ数年、都心タワーマンション人気はずっと好調を保ってきました。「タワーマンションの高層フロアこそがステイタス」とする価値観は相変わらず根強いようですが、最近は高止まりした価格を敬遠する動きも出ています。

一方でタワマン需要を支えてきた富裕層の間では、郊外の戸建ても注目をあびつつあります。ただの戸建てではなく、1億円以上する「億邸」です。広いスペースを活かしてさまざまな趣向を凝らし、ゆったりとしたライフスタイルを楽しんでいるとか。

そんなニーズに応えようと、大手ハウスメーカーも商品ラインナップをそろえています。

タワマン需要を支えてきた富裕層

都心のタワマン人気をささえてきたのは富裕層、そして海外マネーです。そんな海外マネーに異変が起きつつあります。

日本の不動産に流れ込んできた海外マネー、シェアは3割に達していましたが、それが9割も減ってしまいました。「都心の物件は値段が上がりすぎて投資採算が合わない」というのが彼らの声です。

その影響をもろにかぶり、これまで増加基調を保ってきた国内不動産取引は、2018年7-12月には1.7兆円と前期より34%も落ち込んだのです。

最近は新築タワマンの成約率も低調で、2018年に成約率が70%(好調の目安)を上回ったのは僅か3か月です。12月には31.4%というバブル崩壊時以来の低さを記録しました。ちなみに前年の12月は89.3%です。

そんな中で、富裕層の中からはタワマンを手放す動きも目立ってきました。タワマンの供給過剰・価格の高止まりももちろん影を落としてはいますが、どうやらそればかりではなさそうです。

1億円戸建てを指向する新興富裕層とは

野村総研のレポートによると金融資産1億円以上の富裕層は127万世帯、アベノミクスによる景気好転と株価上昇の追い風を受け、2011年対比で5割も増加しました。つまり、この10年間で45万世帯もの「新興富裕層」が誕生したわけです。

そんな新興富裕層の中から、タワマンよりも郊外の戸建て豪邸を指向する層が現れてきました。そこには、新興富裕層が追求するライフスタイル・価値観が垣間見えます。

新興富裕層は郊外戸建てに何を求めているのか

実際、大手ハウスメーカーの高額物件は絶好調で、1億円以上(建物だけで)の販売はここ5年で2倍に増えました。

各ハウスメーカーの単価も上昇気味で、例えば積水ハウスの注文住宅シャーウッドの場合、平均販売価格(2017年)は3,899万円と、2013年より12%も上昇しています。

シャーウッドの最高峰ブランド「グラヴィスステージ」や三井ホーム「プレミアム・レジデンス」などは、スパニッシュ風・南欧ヴィラ風・大正ロマン風など様々なリクエストに対応でき、オーナーの注文で露天風呂や菜園の設営までやってのけます。

美作杉・木曽ヒノキなど日本各地の銘木はもちろん、自然素材の石や土さらには陶板まであしらったりと高級感を醸しだします。

そんな豪邸で、新興富裕層が過ごしている毎日は実にさまざまです。

湘南に西海岸風の豪邸を建て、趣味のサーフィンを満喫しつつ、バルコニーで潮風を楽しむ外資系ビジネスマン。

その他にも200坪近い敷地にある邸宅内に天井3m・床面積70㎡ものトレーニングルームを設営しゴルフの練習を楽しんでみたり。

地上2階・地下1階の住宅に吹き抜けを設けて解放感を演出するだけでなく、第2の人生として作家の創作活動に打ち込むために趣向を凝らした和室を作ったり。

いずれにも通じるのは、趣味へのこだわりやゆとりある空間を優先する、新しいライフスタイルであり、人生に「ゆったり」を求める価値観です

住まいは何のためにあるのでしょう。利便性や資産価値だけが目的でしょうか。新興富裕層のムーブメントは、最近の風潮に一石を投じているように思えます。郊外の億邸は誰もが買えるものではありませんが、価値観やライフスタイルを大切にする住まい選びは見習うべきなのかもしれません(もちろん資金の許す範囲内で!)。

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