ライフスタイル
2019.2.4

時間とお金の関係シリーズ①:日本人の年代別平均的時給はいくらか

(写真=Min C. Chiu/Shutterstock.com)
(写真=Min C. Chiu/Shutterstock.com)
時間とお金の関係については、様々な場面で語られています。「時間とお金、どちらが大切?」などといった議論もなされることもしばしばです。また、「お金は多く持っている人と持っていない人というように不平等だが、時間はすべての人に平等に与えられる」といった話もされます。大金持ちの人とそうでない人の時間の使い方はどう違うのでしょうか。

親からの遺産を受け継いだ人は別として、資産ゼロの状態からお金持ちになった人は、どのように時間を使ってきたのでしょうか。決して、「休むことが無駄だ」ということではなく、むしろ積極的に休みを取る場面もあってしかるべきだと考えます。「時は金なり」人生100年時代を迎え、改めて時間とお金の関係を見ていきましょう。

人生100年時代の総時間数は

ここで改めて100歳まで生きた場合の時間を計算してみましょう。日数はうるう年も考慮して25回あるとすると、365×75年+366×25年=3万6,525日となります。これを時間に換算すると3万6,525日×24時間=87万6,600時間となります。このうち毎日8時間(29万2,200時間)を睡眠時間に充てると考えると、58万4,400時間が活動時間です。

さらに、0~22歳までの学生生活の日数は、約8,000日 19万2,000時間、22~65歳までの日数は約1万5,700日で37万6,800時間、65~100歳までは約1万2,800日で30万7,200時間となります。いかがでしょうか。改めて見ると、もし100歳まで生きた場合、老後生活の時間の長さに驚く人は多いのではないでしょうか。

ロンドン大学のリンダ・グラットン教授の著書「ライフ・シフト」によると、これからは上記のような3つのカテゴリーに分ける人生だけではないといいます。さまざまな年齢で、学びの時間、働きの時間がまんべんなくちりばめられる「マルチ・ステージ」に移行するといわれているのです。したがって、もしそのような社会が現実となれば、この数字は大きく変わってくることとなります。

年代別平均給与は

では、日本の平均的な給与はいったいいくらなのでしょうか。それを統計的に裏付ける資料として、毎年国税庁が発表している「民間給与実態統計調査」が参考になります。これは5歳刻みでそれぞれの年代の平均値を発表しています。最新版は、2018年9月に発表されました。これを紐解いていきましょう。

(出典:国税庁 2018年「民間給与実態統計調査」)
(表の見方・単位:万円・年収ベース・年代ごと・数字は額面・時給換算は筆者計算)
年代 (歳) 男性 女性 全体
年収(額面) 時給換算 年収(額面) 時給換算 年収(額面) 時給換算
20~24 279万円 1,240円 243万円 1,080円 262万円 1,164円
25~29 393万円 1,747円 318万円 1,413円 361万円 1,604円
30~34 461万円 2,049円 315万円 1,400円 407万円 1,809円
35~39 517万円 2,298円 313万円 1,391円 442万円 1,964円
40~44 569万円 2,529円 308万円 1,369円 468万円 2,080円
45~49 630万円 2,800円 310万円 1,378円 496万円 2,204円
50~54 677万円 3,009円 302万円 1,342円 519万円 2,307円
55~59 669万円 2,973円 298万円 1,324円 516万円 2,293円
60~64 508万円 2,258円 232万円 1,031円 396万円 1,760円
65~69 393万円 1,747円 203万円 902円 314万円 1,395円
平均 532万円 2,364円 287万円 1,276円 432万円 1,920円

この表からは、「男女の格差が激しいこと」「男性の給与のピークは50~54歳の役職定年前に来ること」などがわかります。驚くべきことに女性の給与のピークは25~30歳だということです。これ以降は、正社員を離脱して、パート社員や派遣として働くケースが多いと考えられます。この表中の「時給換算」の項目は平均年収を時給換算したものです。その計算式は、以下の通りです。

・平均年収÷250日(おおよそ1年の就労日数)÷9時間(平均労働時間)

この表は、日本全国、学歴、会社規模は全国平均から導き出しています。よりご自身の実態に近づけるためには、ご自身の年収を上記の計算式を使って時給換算して、算出してみてはいかがでしょうか。場合によっては、労働日数や労働時間はもっと長時間になったり、反対に短くなったりするケースもあるかもしれません。

計算してみると、ご自身の価値、それも時給に換算するとどの程度なのかということがわかるようになります。例えば、2,500円がご自身の時給換算だとなった場合、「本当にそれに見合う生産性を出しているのか」について確認できるでしょう。また、時給で2,500円もらえているなら、その時間を無駄に使っていないだろうかなど、さまざまな基準値として使えるのではないでしょうか。

>>【参考記事】会社員はお金持ちになれない?生涯賃金と資産額

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