相続
2019.7.14

マイレージ&カードポイントは相続の対象になる?ならない?

(画像=Olleg/Shutterstock.com)
(画像=Olleg/Shutterstock.com)
時は、ポイントカード全盛時代。財布を開ければ、ポイントカードがたくさんの入っている人も多いでしょう。最近では、スマホのアプリでポイントを管理している人も増えています。なにげなく貯めているマイレージやポイントですが、もしも保有者が亡くなった場合は、どのような扱いになるのでしょうか?

ポイントカードの平均保有枚数は20枚 

今や日常的に利用することが当たり前になった、マイレージやポイントカード。航空券やホテル、量販店でのお買い物など、あらゆるシーンで利用する機会があります。

CCCマーケティングの10代から60代までを対象にした調査(※)によると、カードの平均保有枚数は20枚。ほとんどの人が保有するポイントカードの9割以上を普段からよく利用しているそうです。

このように、ポイントカードは保有枚数が多いことに加えて、頻繁に利用するのが当たり前になっています。それだけに、貯まったポイントをお金に換算すると、かなりの額になるという人もいるでしょう。ところで、ポイントは相続の時にはどのような扱いになるのでしょうか。

※2017年1月実施の「ポイントカードに関する意識調査」。平均保有枚数は、ポイントカードに加えてキャッシュカード、クレジットカード、電子マネーなども含む。

マイレージは相続できる、ポイントカードは相続できない

相続が発生したとき、JALや ANAなどの航空会社のマイレージは相続の対象になります。一方、ポイントカードのポイントは相続の対象になりません。数十万円分のポイントが貯まっていたとしても、これらはすべて失効してしまうのです。

ポイントカードのユーザーは、大きく2つのタイプに分かれるでしょう。ポイントがある程度貯まったらこまめに商品・サービスと交換する人。もう一方は、ポイントが貯まること自体に喜びを感じる人です。しかし、せっかくポイントを貯めても、本人が亡くなると家族に承継できません。そのため、ある程度ポイントが貯まったら利用することをお勧めします。

とはいえ、たくさん保有しているポイントカードの中身を把握するのは大変です。頻繁に使っているポイントカードであれば、レシートでポイントを確認できますが、年に数回しか使わないようなポイントカードだと、どのくらいポイントが貯まっているか忘れてしまっていることも多いでしょう。

しっかり管理したい人は、Excelやスマホのメモアプリなどで、各カードのポイントを整理しておくといいでしょう。

メディア上の本・音楽・映像も相続時に失われる

ポイントカードのポイント同様、相続発生時に失効するものには、メディア上で保管(厳密には共有)している電子書籍・音楽・映像などのデータもあります。例えば、Kindleで購入した雑誌や電子書籍などのデータは、契約者本人が亡くなると読むことができなくなります。AmazonやNetflixなどのコンテンツも同じで、契約者が亡くなるとアクセスできなくなります。

これは、メディア上のコンテンツ・データは所有しているのではなく、閲覧権を得ているに過ぎないからです。契約者本人が亡くなれば閲覧権は消滅するので、当然コンテンツを視聴することがはできなくなります。

もちろん、通常の書籍やCD、アナログレコード、DVDなどは相続の対象になります。まったく同じコンテンツでも、メディア上のデータは相続の対象にならない、リアルなモノは相続の対象になる、というように扱いが異なるため注意が必要です。

最近は、今までなかった概念のサービスやコンテンツが次々に生まれています。これらは、今までになかった便利さを私たちにもたらしてくれます。ただし、そのサービスで得たデータに「所有権があるかどうか」をチェックすることも大切です。このような権利関係をしっかり把握した上で、購入するようにしましょう。

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