資産運用
2019.3.8

最近の人気急上昇エリアに学ぶ 人気住宅地になるにはどんな条件が必要なのか

(写真=slyellow/Shutterstock.com)
(写真=slyellow/Shutterstock.com)
最近急速に発展して人気が高まっているエリアは、なぜ注目されるようになったのでしょうか。そこに共通した傾向を見出せれば、その共通点にあてはまるエリアを探すことで、次代の成長株が見つかるかもしれません。

10年で急成長した武蔵小杉や豊洲エリア

最近の首都圏における住宅地の人気急上昇エリアの代表格として、川崎市の武蔵小杉を挙げることができます。かつての製造業密集地がまたたく間におしゃれな街に変貌を遂げました。リクルート住まいカンパニーの『住みたい街ランキング2018』首都圏版では、総合ランキング5位に入るほどでマンション価格も横浜市の中心区より高くなっているほどです。

この武蔵小杉に次いで注目されているエリアとして、江東区の豊洲、足立区の北千住、北区の赤羽、埼玉県和光市などを挙げることができます。赤羽は先の『住みたい街ランキング2018』で総合19位に、北千住は23位に、和光市は42位に、豊洲は46位です。さらに、このランキングでは、「穴場だと思う街」のランキングも行っています。

「穴場だと思う街」のトップは北千住で、2位が赤羽、3位が和光市です。武蔵小杉や豊洲はもはや有名になり過ぎて穴場とはいえないため、この3エリアが注目されているといえます。

都心各方面に複数の路線がつながる快適性

上記5エリアに関する共通点としては、第一に交通アクセスの良さを挙げられます。マンションにおいては、立地環境や交通アクセスの良さが何よりも重要なファクターになっており、都心にダイレクトに出られるアクセスが欠かせません。それも複数の路線が入っていることが重要です。たとえば、武蔵小杉は東急東横線で渋谷駅に、JR横須賀線で東京駅、JR南武線で横浜駅につながっています。

また、豊洲は東京メトロ有楽町線で銀座一丁目、有楽町と直結し、ゆりかもめもある地域です。北千住は東京メトロ日比谷線や、つくばエクスプレス、東京メトロ千代田線、JR常磐線などの多数の路線で都心に向かうことができます。赤羽もJR京浜東北線で東京駅、品川駅に、JR埼京線で池袋駅、新宿駅、渋谷駅につながり、和光市は東武東上線で池袋駅に出ることが可能です。さらに、東京メトロ有楽町線・副都心線が乗り入れているので、都心の各方面に直結しています。

大きな川があって都心近くながら自然にも恵まれている

快適な足回りでありながら、近くに大きな川が流れていて、徒歩で豊かな自然に接することができる点も共通しています。武蔵小杉は、東急東横線で多摩川を渡った2つ目の駅であり、多摩川の河川敷も近くマンションの上層階からは、等々力陸上競技場や河川敷の公園などが眼下に広がっているエリアです。豊洲は、都心から隅田川を渡った少し先にあって周囲には豊洲運河が流れ、辰巳の森海浜公園などがあります。

また、北千住は隅田川と荒川の間に位置し、荒川の河川敷には荒川千住新橋緑地、荒川日ノ出町緑地などがあり、近くに広い境内を持つ寺社仏閣が点在しているのが特徴です。さらに、赤羽も荒川、新河岸川の南側にあって、荒川の河川敷にはゴルフ場ができるほどの緑が広がっています。その荒川の少し上流の南側に広がるのが埼玉県和光市です。河川敷の公園群のほか、和光森林公園などの緑が豊富なエリアになります。

再開発や注目のスポットが人気の要因に

これらの5エリアに共通しているもうひとつの要素が、再開発が急速に進み、注目のスポットが多いという点です。武蔵小杉には大規模商業施設が集積し、豊洲には2018年秋に豊洲市場が誕生、北千住周辺には大学のキャンパスがオープンして若者が増えています。赤羽も駅前の再開発が進んで大規模商業施設が誕生し、既存の商店街と競合しながら活気ある街づくりが推進中です。

また、埼玉県和光市には、大手メーカーの工場の跡地に国立の研究・研修施設などが設置されています。以上のような3つの共通点に該当するようなエリアであれば、今後の成長が期待できるのではないでしょうか。
 

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