資産運用
2018.9.12

ハワイのタイムシェア 投資として、実用としての魅力とは

(写真=Business stock/Shutterstock.com)
(写真=Business stock/Shutterstock.com)
日本人に人気の観光地であるハワイ。直行便ですと東京から約7時間半程度で到着し、日本語で買い物もでき、気軽さが魅力です。1年中温暖で、ビーチや自然を満喫できるハワイで滞在する方法として、たいがいの旅行者はホテルでの滞在がまず頭に浮かぶでしょう。しかし、もしハワイを気に入り頻繁に訪れるのなら、タイムシェアという選択肢も考えられます。

タイムシェアとは

一般的なタイムシェアとは、年間52週をいろいろな人たちと不動産所有権をシェアするシステムです。今、流行のシェアリングエコノミーのはしりともいえます。一般的には通常のホテルよりも広く、コンドミニアムのようなイメージでとらえるとより実態に近くなります。

例えば、もし別荘を所有すると、経済面や管理などで頭を悩ます場面が出てくるでしょう。タイムシェアは、それよりもお手軽で、一般的に車1台分(200万~2,000万円)といわれています。タイムシェアは、前にも述べた通り所有権ですので、購入した物件を子どもなどに相続することも可能です。

使えるシーズン

普通、タイムシェアには固定週とフロート週があります。毎年、お盆やお正月など決まった期間しか休暇が取れない人には、割高になりますが確実に宿泊できる固定週のシステムを選択すれば利用しやすいシステムです。一方、特定の週を指定しないフロート週は、休みが集中する繁忙期など希望の週を取れないケースもときどき出てくるかもしれません。そのためにも早めに休暇の日程を決めて、早めに予約を入れることが大事です。

タイムシェアの楽しみ方

タイムシェアは、ホテルへの宿泊というよりホテルを貸し別荘のように使うイメージでしょうか。たいがいリビングとキッチンがついていますので、「ハワイの食材を使って自ら食事を作り、たまには日本食が恋しくなったら作ってみる」といったことも可能です。また、お友達を連れてきてバーベキューを楽しんだり、ご家族や親せきなど、ある程度の人数で宿泊したりするのには最適でしょう。

また、有名なヒルトンや、マリオットのタイムシェアでは、ホテル同様のサービスを受けられ、タオルやシャンプー・リンスなどのアメニティーも連絡すればいつでも持ってきてくれます。プールやジムなども完備し、サービスが受けられる物件もあります。また、フロントなどのコンシェルジュサービスもたいがい日本語でサービスも受けられます。

投資としてのタイムシェア

また、投資用物件としてタイムシェアを購入するケースもあります。その場合、1口1週間という単位で所有権を購入しますので、他の人と権利を共有することとなり、その権利は登記される仕組みです。管理費もきちんと管理されます。保険や固定資産税、共益費やメンテナンス代や日本のマンションのように長期積立金も管理費のなかに含まれることはメリットです。

しかし、タイムシェアにもデメリットがあります。まず、管理費が高額になる傾向です。基本的には、管理費は毎年増加していきます。管理費は平均で年3~5%ずつ増えており、物件によっては、年間100ドルずつ増えることもあるでしょう。さらに、投資物件として購入した場合、いずれかのタイミングで売却したいと考える場合も出てきます。

そのときのタイムシェアのリセールバリューはほとんど値がつかない場合が多い傾向です。したがって、キャピタルゲイン目的で投資する対象とは考えない方が良いでしょう。実際、何年所有すれば、初期費用がペイできるのでしょうか。それを考える際には、実際にホテルに宿泊するケースとタイムシェアを所有するコストを比較することが重要です。

平均的なタイムシェアの金額を出すことは難しいですが、仮に年間400万円の利用権を購入し、これに管理費が年間10万円かかるとしましょう。さらに、タイムシェア利用時に手配料が数千円発生します。仮に手配料を5,000円と考えると、年1回の利用を10年間続けた場合の費用は400万円+(10万円×10年+5,000円×10年)=505万円となります。

これを10年で割ると1年あたり50万5,000円です。もしハワイのホテルに宿泊して、この金額を超える金額以上を毎年払えばペイすることとなります。タイムシェアを購入する場合、ご自身のライフスタイル、特に休暇の時期や誰と行くかなどをよく考え、購入する価値があるかどうかを判断することが大切なポイントです。
 

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